用語解説:
印影[はんこを押して写ったもの]
外接点[はんこに彫ってある文字と外枠が接しているところ]
内接点[はんこに彫ってある文字と文字が接しているところ]
印相印を彫る時、
生年月日は、印材選びに必要ですが、
印影自体には直接的に影響を与えません。
印影は名前の画数が影響し、外接点の数が重要です。
実際、印相学を極めた父が、
お客様の生年月日を聞いても、それをもとに印稿を書き、
彫るところは見たことがありませんでした。
印影保証書には、本人の名前と生年月日を記載する欄があり、
そこで生年月日が必要になります。
名前と生年月日を記載することによって
確実に本人の為に彫ったことを明らかになると考えます。
生年月日をご注文の際に、お聞きするのは、
儀式的要素が強いと思っていました。
ところが、昨年ホームページを立ち上げてそうそうに、
「生年月日は注文の際に必要ありませんか」
と印鑑に関する問い合わせがあり、前述のとおりお答えしました。
念のため、何人かのはんこ屋さんの先輩にお聞きしたところ、
新たな事実がわかりました。
印相学には流派があり、
ある流派では生年月日から内接点の数を出し、
それを基に印鑑を彫り、
通常とは逆に画数によって印材を決めていたそうです。
ただ内接点の数が例えば「5」と出ても、
姓だけ彫る場合など、
5箇所も文字と文字をつけるには無理がある字も多い。
そんなこともあり、その流派は、だんだんとスタレていったそうです。
この事を知った時、慌ててお問い合わせ頂いた方にメールしました。
印相学の奥深さを知った瞬間です。
2006年から、注文時に生年月日をお聞きした場合にかぎり、
生年月日で内接点の数を偶数が良いか奇数が良いかを求め、彫っています。
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