はんこを彫りはじめた頃、
古印体で「山田」と彫ったところ、
二代目の父に、「田」が大きいと言われました。
印影に定規をあてて同じ大きさである事をしめしました。
「『田』ばから目立って見えるからダメなんだ。」
なるほど、実際に同じ大きさに彫るのではなく、
同じ大きさにバランス良く見える事が大切ということか。
ではどうするか。
『田』、『口』など大きく見える字はとにかく他の文字より小さく彫る。
どのくらい小さく彫るかは感覚なので、
向上心を持って数多く彫ることで自分なりに磨かれるものです。
行書は、右肩上がりにすると曲がって見えますので更に注意が必要です。
とにかく、どのように見えるかが大切。
印稿書きで迷った時は、
今でもまず真っすぐ見えるか、
一文字だけ目立つようなことなくバランス良く見えるかを考えます。
今日は二代目の命日。
これからも『見える大切』を受け継いでいきます。
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