2006年01月28日

はんこ屋職人養成講座14

<見える大切>
はんこを彫りはじめた頃、
古印体で「山田」と彫ったところ、
二代目の父に、「田」が大きいと言われました。
山田誤.JPG
印影に定規をあてて同じ大きさである事をしめしました。
「『田』ばから目立って見えるからダメなんだ。」

なるほど、実際に同じ大きさに彫るのではなく、
同じ大きさにバランス良く見える事が大切ということか。
ではどうするか。
『田』、『口』など大きく見える字はとにかく他の文字より小さく彫る。
どのくらい小さく彫るかは感覚なので、
向上心を持って数多く彫ることで自分なりに磨かれるものです。
山田正.JPG

行書は、右肩上がりにすると曲がって見えますので更に注意が必要です。

とにかく、どのように見えるかが大切。
印稿書きで迷った時は、
今でもまず真っすぐ見えるか、
一文字だけ目立つようなことなくバランス良く見えるかを考えます。

今日は二代目の命日。
これからも『見える大切』を受け継いでいきます。

お店の地図、印鑑のインターネット通販は東堂印章公式サイトへ

いつも投票ありがとうございます⇒banner_02.gif
posted by 一日3本 at 17:06| Comment(2) | TrackBack(0) | はんこ屋職人養成講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
名前のバランスって難しいんでしょうねぇ・・僕の辻垣内だったら特に・・・
Posted by tsujigaito.com at 2006年01月30日 10:31
「辻垣内」さんは難しいので、素人の機械彫りとプロの手彫りの違いが、はっきり出ますよ。
是非ご注文してみてください。
Posted by 一日5本 at 2006年01月30日 15:52
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック