試しに新しいハンコの書体について3つのアプローチで
考えてみましょう。
1.広告に使用されている文字からのヒント
ポスターや看板、広告で使用されている書体は、
大きくゴジック系と明朝体系に分けられるでしょう。
ゴジック体は文字の太さが均一に見える書体で
(ケータイメールの書体)
明朝体は縦棒が太く、横棒が細い書体です。
(新聞の活字の書体)
今、彫刻機はパソコンのTrueTypeフォントなら、
(出来はともかく)どんなフォントでも彫れるそうなので、
明朝体のはんこも可能です。
機械でできることなら手仕事でできないことはなく、
でも頑張って機械が彫ったようにするのは意味がないので、
明朝体風には彫りません(苦笑)
ハンコは、横棒を太く、縦棒を細くが基本ですから
明朝体風で、縦横の太さを逆にすると面白くなるでしょうか。
ゴジック体に全体に丸みをつけて、
八方位に伸ばしたのが読める印相体といっても良いでしょう。
新書体のヒントは、ゴジック系にあるのでしょうか。
ゴジック系は文字の先の処理で書体が変わります。
すぱっと切った感じが角ゴジック@
先を丸くしたのが丸ゴジックA。
これは、印相体にも応用できます。
角ゴジ風にすると、力強く、丸ゴジ風にすると柔らかい印象を
与えることができます。
更にアクセントとして、
ちょっと楷書風に先を細くすることも時々します。
そんなことを考えながら、
昨日の帰りの電車の中で広告を見ていると良い例がありました。
縦棒の上の部分がちょっと広げて斜めカットしてあるのがB
ありました。
文字に1箇所だけそのような所を作り、あとは、普通のゴジック体。
これはイイかも知れません。
印相体で1箇所だけ文字の先の形を変える。
さりげないアクセントになり、
これならば実印でも問題なく登録できます。
好みではない例も見つけました
「魔女、求む」と書いてある文字は全ての文字の端が
Cのようになっており、くどくて好きではありません。
これもゴジックの変形です。
そういえば、デザイナーさんから注文された会社登記印、
外側に代表取締役印と入れ、内側に会社名を入れました。
通常とは逆です。
更に会社名の一文字に1箇所ずつ尖がり(三角)を
つけました。
尖がったものを持っているという
メンバーの共通点を表したものです。
一時期考えていたオプションとしてできるかも知れません。
どんな形にするといいのかな〜
2.勘亭流や江戸文字風のはんこはできるのか
つづく
東京の渋谷駅ハチ公広場下のはんこ店の地図(隣のSoftBankなくなりました)、ハンコのインターネット通販は東堂印章公式サイトへ

いつも投票ありがとうございます⇒

【関連する記事】