「中国には、篆書を枠いっぱいに広げる印相体がないので
篆書で横を付けるために、ちょっとの伸ばした、
へんてこなハンコになっているんですね。
下側の枠が太く、枠の太さも統一されていませんね。
でも、これ完全手彫りですよ。
この間中国人さんが上海で作った印鑑、
パソコンのフォントのようなレイ書が真ん中に小さく入っている
思いっきり機械彫りでのハンコで恥ずかしいと言っていました。
中国でもサイン社会になっているようで機械彫りが増えている中、
これは完全手彫り良かったと言って良いのでしょうか?」
プレゼント用に購入して来たもの、これではと結局、当店でご注文。
プレゼントする前にオカシイ事に気付いて頂いて良かったです。
「実は、こちらの方がもっと恥ずかしいの」
「お〜、これは見たことのないデザインの会社印ですね。
完全手彫りですね。でも彫り残しが多いな〜。
どのくらいの時間で彫ったのでしょう」
「頼んだ当日には出来たわよ」
「いや〜早いですね。
でも感心するポイントではないですね(苦笑)」
『会』の上の部分が、実は欠けてもいます。
もっと時間を掛けて、仕上げ刀も使い、さらいもしっかりすれば
面白いデザインなのですが、観光客相手のひどい仕事です。
何より彫りが浅すぎます。
中国でお土産で作っているハンコに良いものはありませんと
断言してしまいましょう。
今回は、ご好意で、中国で作ったはんこの印影の公開を
了承して頂きました。
これでも、完全手彫りだから良いと思いますか?
東京の渋谷駅ハチ公広場下のはんこ店の地図、ハンコ判子のインターネット通販は東堂印章公式サイトへ

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