「どのようなお仕事ですか」
「オーガニックコットンで下着を作っています」
「えっ、
下着は恥ずかしくてモチーフとしては、彫れませんから(笑)
最近仲良くなった漫画家さんと、
消しゴムはんこのナンシー関さん本を見て、
これを参考にお色気はんこ彫れるんだけど、
注文ないかなと言っていたんですけど(笑)」
「色々ホームページを見ても会社印どこも同じようなもので、
ここなら他とは違うものが出来るかなと思いまして。
それで法務局に確認したんですが、
登記印は会社名だけでも良いということなので、
会社名だけでいいかな」
「法務局では、会社印の場合
何が彫ってあるかは審査対象ではないので、なんでも良いのです。
しかし例えば重要な契約を結ぶ時、
契約書には会社名、代表者名、印鑑です。
つまりは、契約は会社の代表権を持つ人が結ぶものなので
役職名を入れたはんこの方が自然です」
「では、役職名を入れたもので御願いします」
「外枠に会社名、
内側には合同会社でしたら『代表之印』が良いでしょう」
「会社名のアルファベットのところを何か変えられますか」
「外側の文字であまり凝ったことはできないな。
大きさを考えてみて下さい」
ここで思いついてしまいました。
印相体で偶にする2重枠ではなく、
縦3行にして真ん中を太くするレイアウトを
横書き3行にして社名のアルファベットの小文字を太くする。
これなら、多少遊べます。
「こんな感じにすれば、会社名のところで凝れますね。
会社のロゴとか、名刺に使う書体とか決まっていますか」
「あります。これなんですが。
展示会で配る名刺を作ろうと思った時、
印刷屋さんには気に入った紙も書体もなく、
自分で消しゴムはんこを彫って紙に押したんです。」
「彫った感じがいいですね。
『i』の点が星になっているのと後半が筆記体になっているところ、
採用です。これでがんばってみましょう」
「私ってついているんです」
「そうなんですか。
会社印をうちに頼みに来る自体ついていると思いますよ(笑)
他に真剣に会社印を作っているところ見当たりませんから」
「やっぱり(笑)」
ついている人のために、お彫りした会社印。感激していました。
これは、会社名が1行で収まる長さの場合のみ可能な
レイアウトです。
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