2008年12月01日

会社印を美しく彫る

はんこ屋は特別な才能がなくても継げる仕事です。
時間はかかりますが、向上心を持って取り組み、
コツを掴めば、必ず一流のはんこ屋になれます。

印影を美しく見せるには、いくつかのコツがあり、
その重要な一つが線の太さ細さのコントラストで、
美しく見せるです。

個人の印鑑で、
印相体などは、文字の太くし、枠の線を細くして、美しく見せます。
逆に枠を太くした場合は、篆書で良くしますが
文字を細くして美しく見せます。

稀にコントラストをつけずに美しく彫ってある
昔の印鑑を見かけますが、それを彫った職人さんを尊敬します。
そのような印鑑は、多くは篆刻作家さんが彫ったものが多いです。

会社の角印の場合は、個人の印鑑と同じように、
枠と文字の太さの違いでコントラストをつけます。
枠を太くしたら、文字を細くします。
文字を太くしたら、枠を細くします。
これは印相体だけでなく、
篆書でも文字を太くした場合は枠を細くします。
(文字がやや太く、枠もやや太い
 機械彫りのはんこが出回っているようです)

さて、会社の代表印の場合は、枠と文字とのコントラストではなく、
外周(会社名)の細くし内周(役職名)の文字太くして
美しく見せます。
あまり、コントラストの感じないものは、機械彫りでしょう。

最近来られたお客さまで、
1回目に会社の銀行印、
2回目に子会社の3本セットをご注文された方が、
3回目の来店の時に、
「デパートで作った(高額な)代表印を押す度に
(当店で作った印鑑とのあまりの違いに)悲しくなる。ぼられた。」
と嘆かれ、代表印の作り直しのご注文を頂きました。

はんこ屋の先輩のところに来ている印材屋さんが
「今、デパートで作る印鑑が一番酷い。
 値段が高いのに、素人の機械彫りにしか見えない」との
言葉通りでした。

その明らかな機械彫りのはんこを見て、
更に自分では無意識でしているコツがわかりました。
印相体は、もちろんですが、
篆書体でも、外周の会社名の1文字1文字をあまり離さないです。
そんなに難しいわけでは、ありません。

もうひとつのコツは、内周の円の大きさです。
あまり小さくすると可笑しいです。
18ミリ丸の外枠に対して内枠は
11.5ミリ丸前後くらいが標準でしょう。

印相体で会社名の文字数が少ない場合は、
内枠の大きさを小さくすると、文字と文字をくっつけ易くなります。

極端な例として最近お彫りした、漢字1文字の会社名、
自分の挑戦として、内枠を9.5ミリくらいにしてみたのですが
かなり上手に彫れてしまいました。
但し内周は『代表之印』と4文字でしたが。

だらだらと書いてきましたが、
ちょっと、例の印影があるとわかりやすくなるのですが
忙しく、無理です(苦笑)
文章だけで失礼します。

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posted by 一日3本 at 11:22| Comment(0) | TrackBack(0) | はんこ屋職人養成講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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