印相学に限らず、運命学は東洋思想の根幹である
陰陽観、五行観、三才観によって構成されているそうです。
気になったのは三才観(さんさいかん)で
「天」は父であり、「地」とは母であり、
この天と地のあいだに子供の「人」があり、
三才が成り立つわけです。
印章の場合でも、天・人・地の三才をととのえることを
もって正しいとします。
それは、実印・銀行印・認印の三つが正しく備わったことを、
三才が正しくととのったという意に解します。
初めて、いわゆるハンコの3本セットに意味を見出しました。
認印は、職業・職種によっては使わない方も多いので
実印と銀行印の2本セットで十分と考えていました。
使わないハンコを彫りたくないんです。
でも、印相にこだわる方には3本セットをオススメしてみましょう。
このように本の前半部分を読んで考えていました。
ところが「吉相印護持秘法」で守護判(実印)、身代判(銀行印)
仕事判(認印)、好運判(家庭印)を
欠かすことなく備えることとあります。
3本セットのはずが4本に増えています。
ここに至りこの本に対する違和感をはっきり感じました。
どのような印章が良い印鑑か
良い印鑑はどのように作成すれば良いかという視点からではなく、
どのような印章が悪い印章か、
個人個人で事情は違うのだから印相家に相談すべきだという視点で
書かれてことによる違和感とはっきりしました。
陰陽に説明、八方位の意味の説明で中盤を過ぎると
なぜか印章の知識と歴史の話になり、
印相学の知識ではなくなっています。
ちょっとがっかりしました。
しかし、陰陽観、五行観、三才観は知識として
覚えていた方が良いのですが、
まだ修得していませんので、うまく書けません。
父が言っていた印相学は、統計学のように考えて
良いものが残っていくという考えの方が、
今の時代に合っている気がします。
その残っていくものが、その思想に合っている場合が多いのでは。
切れ味悪く(苦笑)
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