2008年09月12日

印相体職人養成講座2

<誤字になる例>
白舟さんの印相体をネットで拝見しました。
白舟さんは、フォントメーカーとして、超一流です。
しかし、その白舟さんが作成した印相体でも
プロが見るとまがい物です。
(白舟さんの篆書は、すばらしい、合格です)

そのサンプルを見ると印稿にしようした例がのっています。
その中で目を引くのは『徳川家康』の丸印です。
確か山梨県の六郷町の書体見本でも『徳川家康』で例になっていた
気がします。確かウ冠にダメ出ししたような。
書体見本といえば『徳川家康』なのでしょうか(笑)
では『徳川家康』で篆書から印相体にすることを
考えていきましょう。

その前にちょうど、機械的に印相体にすると誤字になってしまう
例がありました。『織田信長』の例で丸枠の上にはみ出して
文字を置いただけでは、印相体は成立しません。
そのまま使うわけにはいきませんので、
枠にはみ出ている分を除きそのサンプルをトレースしてみました。
(左)
oda100.jpg

これでは『織』が文字として成立していません。
手書きでトレースしたので、機械の字の感じが出せませんでした。
定規とか使ってトレースしないとダメなようです。
(『白舟 印相体』で検索してサンプルを見て下さい)

(右)がへんとつくりのバランスを変え、『田』を小さくして
ざっと書いてみました。
はんこ屋職人さんなら、このようにします。
というか、手で書けば、普通にこのようになる気がしますが。。。

このような、機械的に枠、いっぱいになるように字を置いても
印相体のはんことして、成立しません。
どのようにすれば、文字として成立するかを
常に考えて印相体の印稿を書きましょう。

同じ白舟さんの篆書のサンプルをみると印相体より
はるかに良い印稿がありました。
白舟さんのフォントが、素晴らしいことを
あらためて明記しておきます。

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posted by 一日3本 at 10:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 印相体職人養成講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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