「そうなんですか」
はんこ屋職人ワールドの始まりです(笑)
「蝶番(ちょうつがい)の線のある方がわかりますか」

「はっ、はい」
「左手に持って、蝶番の線のある方を上にして、
(右手で)ひねるように開けると、
必ず(印鑑が)収まって開きます」
ここで実際に印鑑ケースを開けてもらいます。
「次に印鑑の持ち方があって、
印鑑の後ろを人差し指の付け根辺りにつけます」
(印鑑の押し方は、このブログで確か書いています。
開け方も書いたことあったかも知れません)
こうやって、はんこ屋職人ペースで、
印鑑受け渡しの儀式?は進行し、
「きれいに押せるまで、帰れませんよ(笑)」で
笑いとプレッシャーをかけ、お客様が見事に押せて終了。
エピローグとして、絶対して欲しくない
朱肉にはんこを押し付けてしまう
悪い朱肉の使い方をやってみせます。
研究の結果、朱肉を付ける段階で、
印鑑と朱肉がナナメに接している方は、きれいに押せません。
朱肉をつける時から、気を配りましょう。
はんこ屋さんのみなさん、ご注文頂いた印鑑をただ渡すだけでなく
是非、お客様に一度押して頂きましょう。
恥ずかしい印鑑は、渡せなくなるはずです。