2023年05月31日

欠けたハンコは、なぜダメなのか?

欠けたハンコはなぜダメなのか?
こんな風に聞かれたことはありますか?

まずは実用的に銀行では、印鑑照合は機械がして、照合率が80%だったか?を下回ると3人の人間でチェックすると以前聞いたことがあります。
当然、欠けたハンコは照合率が下がり、登録の銀行印として認められるかは、運次第なのでしょうか?
銀行印を人が照合していた時代は、とんでもないミスをしていて、印鑑を偽造されて親類に多額の預金を引き出され、裁判になっている事件を知っています。はんこ屋が見れば、これは偽造したはんこだと分かるのですが。

実印ははっきりとした規定はなくても、欠けたハンコは印鑑登録の際に、注意を受けるようです。
印鑑登録制度は市区町村によって、なぜか微妙に違うので、はっきりしたことは言えませんが、欠けたハンコは印鑑登録に不向きです。

次に印相体学的には、ハンコを自分の分身と考えまず。
欠けた時に、自分の身代わりになってくれたと考え、ほっておくと、そこから運が漏れだすと言われています。
「漏れる」って嫌な言葉ですね。
欠けたハンコは白いきれいな紙(半紙)とかに包んで引き出しに入れておくと、その影響を受けなくなると言われています。気になっている方は、是非試してみてください。

御朱印の中のはんこは、神様、仏様自身であると
聞いた事があります。
運を司る神様から運が漏れるとは考えられません。
欠けた御朱印の中のはんこは、神様が傷ついていて、そのまま使い続けていくとバ が。
思い付いたことを書かないでおきます(苦笑)

兎にも角にも、はんこが欠けているのは壊れた状態、壊れたものを使っていて良くないことが起こるのは、皆さんが知っていることだと思います。

はんこのスゴイことは修理ができないことです。
枠がほんの少し欠けてしまっても、修復できません。
彫り直しのことを、修理と言っているところがあるようですが。
角系の印材は彫り直しできても、木は朱肉の脂分を吸って、固く弾力が無くなって脆くなっている可能性が高く、彫り直しに向きません。

老婆心ながら欠けたハンコは使わないように。
posted by 一日3本 at 07:17| はんこ屋職人養成講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月29日

フランス人さんはアート性が高い

次々にフランス人さん達から、本人が考えたアルファベットを組合せた四角いマークを落款印風に彫る仕事が来ました。
アート作品に押すようです。

このマークはなんなの?と聞くとTとHを組合せたものてあったり、FOE組合せだったり、色々です。
フランス人アーチストさん達にとって、自分のマークを考えるのはポピュラーなことなのでしょうか?
以前ZEN展に出展中の日本人アーチストさんもアルファベットを組合せた四角いマークを使用していました。
マークを考えることはできても、それを落款印風に彫れる職人が自分以外にいるとは思えません(苦笑)
できたとしても、ものすごく高かったり、時間がかかるのではないでしょうか。
基本旅行者なので、短時間で作らなくてはならず、考えている時間はありません。
なぜ躊躇なく、注文が受けれるかというと15年くらい前アルファベットの落款印の注文を受けました。当時、画像検索してもアルファベットの落款印など出てこなく、本屋さんにいる時に、アルファベットも感じと同じ、直線と曲線の組合せ、アルファベットだから特殊とか思わなくていいんだと気付きました。
ですので、今回の様なご注文は、基本デザインができている分、簡単なのです。

自分でもARAMIを考えてみました。
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簡単過ぎてデザインと呼んで良いのか、分かりません。
これを落款印風に彫るとあら、素敵ではないですか(笑)才能あるかも(笑)
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posted by 一日3本 at 07:17| インターナショナル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月18日

外国人接客、第3段階へ

しぶちか時代、あまり日本語が喋れないお客様が来店されても、コミュニケーション力が高いので、注文はなんとかなると言っていました。

神宮前に移り、日本人より外国人のお客様が多くなると、今日お客様は、結構来店されたのに、喋ってないと思う日があり、これはダメだ。
英語で雑談するのも仕事だから(笑)

お喋りなので、会話はリズムと思っているので、自動翻訳は使いたくありません。
そのために、英語の簡単フレーズやキクタンを聞くようになり、なんとか雑談も少しできるようになってきました。

以前は日本語を簡単な英語に直して話している感じでしたが、今は口についた言葉に感情を込めれるようになりました、

いつ日本を立つのか聞いて、明日と分かると、「トゥモロー、グッバイ」をせっかく親しくなれたのに寂しいなの気持ちで言います。すると外国人さんが、この旅行で君に会えたことは良い経験だったとか言ってくれます。

いよいよ第3段階として、面白話が外国人にも通じるかを、試す時が来ました。

作戦としてはピザの歴史の話を英語で自信たっぷりに話して、最後にこの話は私は本当かどうか知らない。なぜならば、この話は英語のテキストで知ったから。ジャンジャン
ピザの歴史を自信たっぷりに話せることで、最後のオチへと繋がるので、まだピザの話のできが75点くらいなので、もう少し訓練が必要です。
そうこうしているうちに
自分がこのピザの話が本当かどうか気になり、
つい軽く検索すると本当っぽいです。
特にマルゲリータのところで、自分なりに話を加えられることに気付きました。

そんな中、イタリア人二人組の旅行者が来店、その人のファミリーネームがイタリア語でことわざという意味で、はんこは「諺」と彫りました。
受け取りの時に話をしていいかと聞き、
プリンセス マルガリータは、このピザはまるでイタリアの国旗のようだと言いました。
赤はトマト、白はモッツァレラチーズ、ここで問題です緑は何でしょう?
こう聞いたつもりが、マルゲリータとピザの名前が返ってきました。英語、まだまだです。
バジルと答えを教えて、最後にこの話はことわざではありませんと締めました。
うけた(笑)
才能あるかも。
posted by 一日3本 at 06:52| インターナショナル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月10日

2023年のゴールデンウィークは

2023年のゴールデンウィークは、ゴールデンウィークを完全に無視して、通常通り日曜日だけお休み、後は10時30分から20時まで営業しました。
コロナ前までは1月から4月のゴールデンウィークまでが忙しく、ゴールデンウィーク前に頼んで、ゴールデンウィーク明けに取りに来るという注文が必ずあり、いつ休めるんだよと必ず嘆いていました(笑)

コロナ前は3月に忙しさのピークが来ていました、
2023年1月はコロナが落ち着いてきて、この程度の売上では、運転資金が無くなったら、お店を畳むことも考えないと思っていました。
ところが2月、3月、4月とどんどんお客様が増えていきます。
やっと忙しくなってきたところなので、ゴールデンウィーク休んでる場合ではないと営業すると
5月3日に4組の外国人旅行者さんが来店、2組が手彫りで、ゴールデンウィーク史上一日の売上として最高を記録しました。
3時間の英語接客でボロボロになりました(笑)

これで5月8日から1週間の作業が埋まってしまい、5月4日5日はとにかく彫って、5月6日はお客様が多く、ゴールデンウィーク営業して良かったなと心の底から思いました。

外国人旅行者が増える時期、外国人が日本に住み始めるのが多い時期があるのか、軽く調べておいた方が良いようですね。
ゴールデンウィークが明けたから、忙しいはまったくありません(苦笑)
過去に捉われずに前を向いて。
posted by 一日3本 at 07:18| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする