はんこ風のデザインをする時に、色々と書体を考えるより、篆書体(テンションタイ)にすれば良いです。
篆書体の中で、どの字の形を選ぶか、篆書体の範囲内でアレンジをどうするかを考えましょう。
酒樽のはんこ風のデザインを見て、フォントは高いので、篆書体のフォントを持っていない人が自分で「酒造」という篆書体に合わせて、ゴシック体をアレンジしたと思われる酷い作品を見ました。
パソコンのフォントを並べただけより、酷いもので、文字を作ることは、簡単にできることではありません。
図書館で篆書体の辞書を借りてコピーをすれば安上がりです。
以前、青学の学生さんが実際にそのようにして、はんこのデザインに興味を持って頂きました。
文字に興味があるのでしたら、篆刻字林(三圭社)
税抜き8,544円がオススメです。
一番上が小篆(ショウテン)で四角い落款印で良く使われます。
一番下が印篆(インテン)で丸いはんこに良く使われるいわゆる篆書です。
石に彫るために小篆から変わっていった直線的な書体ですが、ここに少し曲線を入れて丸みを出すと、それらしく見えます。
文字の間違えは、とても恥ずかしいことなので、
はんこ風のデザインをする時には、字林で文字の形を確認しましょう。
篆書体のフォントが間違っていることもあるので、注意しましょう。