北斎さんは、自分の先生のように思っています。
モチーフの資料として、北斎さんの鷹の絵を見た時に、鷹の羽根などの模様がリアルではないことに気付き、リアルでなくても模様が部分部分で違うことで、本物のように感じられることが分かりました。
絵がヘタなので、できるだけ忠実にモチーフを彫らなければ何か分からなくなるという呪縛から解き放ってくれました。
もう自分のお師匠さんです(笑)
北斎さんがひらがなをアルファベットの筆記体風に書いてあるものがあり、当店の申年の住所印の中にとうどういんしょうを
アルファベットの筆記体風に書いてみました。
絵の専門家にできて、文字の専門家にできない訳がないと作成しました。
ホントは、ひらがなをアルファベットの筆記体風に書くというアイデアがスゴイのです。
両国駅を降り、方向音痴なので、Googleマップを見ながらも間違えながら辿り着きました。
迷ったら外国人旅行者が向かっている方向に行けば良いようです(笑)
思いの外地味な美術館が現れました。
この建物が何の形なのか、分かりません。
浮世絵が散りばめられている建物を想像してました(笑)
富嶽三十六景の展示を見ると描かれている富士山が全て違う形、見る角度、見る位置で富士山が違うのは思えば当たり前、流石北斎さんと思ったところで、そのような説明が書かれていました。
自分の普通過ぎる感想にがっかりです(笑)
広重さんが自分は見たものを描いているだけ、北斎さんは構図が独特だというようなことを言っていたようです。
斬新なレイアウトでモチーフの富士山を入れて彫ってみたくなりました。
高齢になっても、あと10年いや5年あれば本当の絵が描けると向上心を持ち続けていた北斎さんに脱帽です。
浮世絵、版画の作成方法の映像が流れていました。
迷いなく版画を彫る刀を見て、自分なんてまだまだだなと思いました。
すみだ北斎美術館を出るとスカイツリーが間近に見えました。
もし北斎さんが生きていたらスカイツリー三十六景でも作成していたでしょうか。
お師匠さん、スゴイです(笑)