2013年12月21日

ゴールド

朝TVを見ていると、ゴールドが流行しているとありました。
そういえばiPhoneのゴールド、ホームボタンの枠が金色なんですよとお客様に自慢されたことがありました。

当店でも、100万円のハンコで金箔を貼った印材をご用意しましたが、今だに注文がありません。注文があったらあったで、緊張してしまいますが(笑)

この金箔を貼る金沢の技術を生かそうと、銀行印12ミリ丸で黒水牛に金箔を貼った印材をご用意しました。
店舗に来られた方にこっそり見せてと思っているうちに、自分でも忘れていました(笑)
今、貴重品になってしまいそうな黒水牛を贅沢に加工してみました。
牛角白と同じ値段です。

今、水牛の角の黒水牛の印材は
こんな状況です。
農業の機械化による水牛の減少、世界の工場たる中国の水牛の角を主にボタンとして大量買い付けなどが要因で
慢性的な黒水牛の品不足が続いております。
なんども価格が上がっているのですが、1年を通して品不足のままです。
例えば印材屋さんに、やっと黒水牛の良いものが20本入ってきて、そのうちの10本をうちに持ってきましたと言われます。
普段から注文の多い強みで優先的にまわしてくれます。
このように品不足を知っていて、次にいつ入荷するか分からないと持ってくれば仕入れるので、
逆に去年より、当店では黒水牛の在庫持っています。

他のお店はどうしているの?と聞くとランクを落とした黒水牛を使うといいます。
特にこの乾燥の時期はランクが下のものは、ヒビ割れたりしてくるんですよねと言われます。

一つ下のランクの黒水牛を試しに彫ってみると、感覚が違い失敗してしまいました。

一方牛角白は、安定してというより以前より良いアメ色のものが多く入ってくるようになりました。
去年まで10本とって、良い色合いが5本というところが、現在は良い色合いが10本中9〜10本、完璧です。
「やればできるじゃん」と言ってみたりします(笑)
「良いオランダ水牛は売れてないそうです。」
「そうなんだ。」
「悪いオランダ水牛は売れているそうです。
悪いオランダ水牛は黒水牛より印材として安いくらいですから。」
「そうなんだ。
こんなに、黒水牛がないなら、オランダ水牛の悪いの彫るしかないかな」
「芯大きいですよ」
「それはダメだ」
「悪いオランダ水牛は乾燥が足りないので、印面にニスが塗ってあります。ニスを取って彫りますから、時間の経過で真ん中が凹んでしまうことがあるんです」
ここまで言われて、悪いオランダ水牛を彫る人はいません。

御蔵島産の本柘も品不足で、薩摩柘ならあると言われてしまうことがあります。
ある時にとお店の在庫が、どんどん増えていきます。

厳しい印材の状況です。

さて、ゴールドの印鑑、金運アップにつながるのか?それは手に入れたお客様の気持ち次第です。

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posted by 一日3本 at 10:29| Comment(3) | TrackBack(0) | はんこ屋さんの裏メニュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする